【経験談】客先常駐からの退職手順!注意点や当日の流れを解説

働き方
客先常駐していてこれから退職交渉する人
客先常駐していてこれから退職交渉する人

客先に常駐して働いています。これから退職打診しようと思っているのですが退職交渉の仕方を教えてください。もし引き留められたら退職理由は本音で話すべきですか?また自分が退職したら自社と顧客との取引関係に悪影響を及ぼさないか心配です。それと、その他に退職するときに注意することや退職日当日の流れも教えてください。

本記事ではこういった方向けに、客先常駐している人がこれから退職交渉するにあたり注意すべき点や退職日の流れなどをまとめました。

客先に常駐して働いている方は、退職を打診すべき相手が同じ職場にいないケースが多いと思うので迷うことや分からないことが多いと思います。

僕自身も客先常駐していた状況から退職交渉を進めていった経験がありますので、こういった経験を元に記事を書きました。お役に立てれば幸いです。

退職交渉の仕方

ここでは、客先常駐している方の退職交渉の仕方をまとめました。

  • いつ退職を切り出すか
  • 誰に退職交渉すべきか
  • 退職理由は本音で話すべきか
  • 僕自身の退職日当日の流れ

を説明します。

いつ退職を切り出すか

以下の3つが考えられます。

  • 上司が常駐先に来るときに退職を打診する
  • 帰社日に退職打診を行う
  • 電話やメールなどで話をする機会を設けてもらう

引き留められて一旦は残留を承認してしまうことも考えられるので、全ての方法を使うと良いと思います。僕は上司が常駐先に来たときと電話やメールなどで話をする機会を設けてもらう方法を使いました。

上司が常駐先に来るときに退職を打診する

上司が常駐先に挨拶に来るときや、請負案件の打ち合わせに来るタイミングを狙って退職打診すればよいと思います。その際はあらかじめメールか電話で打ち合わせが終わったタイミングなどに話を聞いてもらう機会を設けておきましょう。

帰社日に退職打診を行う

客先常駐していると、少なくとも月に1回ほど派遣元の会社へ帰る機会があると思います。その日に退職打診すれば良いと思います。あらかじめメールか電話でお話する機会を設けておいてもらえば良いでしょう。ただ、この方法だと一度タイミングを逃すと次のタイミングは1か月先となってしまいます。

電話やメールなどで話をする機会を設けてもらう

派遣元の上司に電話やメールでお話する機会を設けてもらうと良いです。そすると派遣元の会社と常駐先の会社の中間あたりで落ち合って、喫茶店や飲食店などでお話することになるのではないでしょうか。

誰に退職交渉すべきか

直属の上司に退職交渉をするようにしましょう。
自分がリーダーの場合であったら、自分の直上の上司(課長などの部署を統括する立場の方になると思います)に打診すると良いと思います。

退職理由は本音で話すべきか

本音で話すか建前を使うか迷うと思いますが、退職がネガティブな理由であるならば建前を使ったほうがいいと思います。退職後に会社に書類の発行を依頼する機会などが考えられるため、ケンカ別れしてしまうとその時に気まずくなると思います。僕の場合は、「業務が難しすぎてついていけない、今後のことをじっくり考えたい」などを話しました。

ちなみに、次の職場を決めていない場合は引き留められやすくなると思います。次の職場を決めて退職打診をした場合は、次の職場の都合もあるので強めの引き留めはされにくくなるのではないかと思います。
次の職場を決めずに退職する場合のメリットや注意点を以下の記事で解説していますのでよかったら見てみてください。

また、肌感覚ではありますが長くその会社に在籍していればいるほど引き留められる可能性が高くなると思います。会社にとって思い入れも強くなると思うので、長く会社に在籍している人はおそらく引き留められると思います。

僕の場合はこの両方に当てはまっていたので、引き留めがあったんだと思っています。全く引き留められないようだとそれはそれで悲しいので複雑な気持ちでした。

僕自身の退職日当日の流れ

僕自身の場合で、退職日当日はどういった流れだったのかを紹介してみようと思います。

朝はお客様の職場へ出勤しました。挨拶回りに関してはその職場で他の方がどういう風な挨拶をしていたかを観察しておきそれをベースに考えればいいと思います。僕は所属部署の方々全員にお菓子を配りながら挨拶をして、最後に挨拶メールを送りました。特にお世話になったと感じた人には個別に送り、その他の方々には別のメールをbccで送りました。
挨拶メールは当日までにあらかじめ考えておいた方がいいです。バタバタしますし、当日に考えると雑な文になると思います。

夕方ごろからは自社に戻り、社内にいた人たちに挨拶回りと挨拶メールを送り、総務の方に退職手続きをしていただきました。お菓子はその職場ではお願いすれば総務の方が配ってくれたので、総務の方にお渡ししておきました。

退職にあたっての注意点

ここでは、客先常駐している方が退職するにあたり注意すべきことをまとめました。客先常駐していない方にもあてはまることが多いかと思いますが、僕の主張としては

  • 派遣元の取引先には転職してはいけない
  • 有給消化は取得すべき
  • 自社と顧客との取引関係に悪影響を及ぼすことは覚悟する
  • 次の職場を決めずに退職する場合は、そのことは周囲に話してはいけない
  • 上司から連絡先を聞かれることもあるが、教えてもロクなことがない

となります。順に解説します。

取引先には転職してはいけない

僕が働いていた期間の中で、退職後に取引先の会社へ入社している方が何人かいたのですが、これはやめたほうがいいです。企業倫理的にNGです。

どんな形であれ、前にいた従業員が取引先に転職していたとなると取引先が引き抜きを行ったと認識されます。聞いた話によると、場合にもよるとは思うのですが慰謝料の請求もあったりするそうです。転職先の会社が請求されるのか、それとも個人に請求されるのかまでは聞けませんでしたが、そういうことも起こりうると聞きました。

それとほとんどのケースですぐに誰かにばれます。
社長や部長などの知られると即効で取引間の問題に発展する人に伝わるかどうかはさておき、中間管理職など誰かしらには必ずばれている印象でした。中間管理職の人は知っていても黙認しているケースが多かったです。

誰かしらにばれるとライフラインを握られているような感覚になって精神衛生的にもよくないと思うので取引先への転職はやめたほうがいいと思います。それなりに長く在籍している方は、退職交渉中に取引先に行こうとしているんじゃないかと疑われることがあると思います。

僕自身、退職交渉中に取引先の会社に行こうとしているんじゃないかとめちゃくちゃ疑われました。僕は在籍中に2社に常駐して働いており、1社目の常駐先のお客様には参画した当初全く戦力になっていなかったにもかかわらず見捨てないでくれてとても恩義を感じていたのですが、その会社へ入社しようとしているのではないかと疑われました。

僕がお客様に恩義を感じていることを派遣元の上司は把握していたようで、退職交渉中に不自然なほどにお客様の名前を出したり、その常駐先の会社の周辺によく行くから(入社したらすぐ分かる)など言われ非常に腹立たしかったです。

有給消化は取得すべき

有給消化は取得すべきです。社員には有給休暇を取得する権利があります。
僕自身、有給消化をすべて消化しなかったことを後悔しています。

上司からは客先で取得するように言われると思いますが難しいようなら派遣契約満了後より後の日程に退職日を遅らせて取得すればいいと思います。

僕の場合は客先で取得するのはとても無理だったので、その旨を伝えると今度は一部の取得で譲歩してほしいと懇願されました。当時は精神的に疲弊しており余計な争いは避けたかったこと、一時しのぎとして納得できる貯蓄があったこと、できるだけ円満退社したかったという気持ち、そして僕自身の善意でその懇願に応じました。

しかし、当時の一日あたりの日給は1万円ぐらいあると思うので、僕の場合は10万円ぐらい損をした計算になると思います。

本来は有給は社員の権利なので取得できるはずですがこういうことがあると面倒だと思うので、できるだけ日頃から有給休暇は取得しておくべきだと思います。退職時に一気に消化するとやはり印象はよくないのだろうと思います。

自社と顧客との取引関係に悪影響を及ぼすことは覚悟する

ご自身が退職することによって、顧客との取引関係が悪化することは覚悟しておいた方がいいと思います。ある程度の常住先の業務を把握している状態で、即戦力としてその常駐先へ参画していたのであればあまり影響はないと思いますが、参画した当初からお客様から業務を教わる形で参画していたのであれば、どの程度働いたかにもよるとは思いますが退職を知ったら不満は募ると思います。

とはいえ、客先常駐というのは契約期間が設けれられていますし、そのタイミングで退職するなら法律的には問題ありません。経営者も常駐している社員が退職するリスクは承知のうえで常駐させているでしょうから、退職したいなら退職打診に臨むべきです。
ご自身の人生よりも優先させるべきことではないはずです。

僕の場合は派遣元の上司が単価交渉が失敗したとの理由で当時の常駐先から引き上げる(派遣契約が満了になる)ことが決まっており、派遣契約が満了になるタイミングを狙って退職できるように退職交渉に臨みました。

その当時は派遣元の上司からパワハラや深夜残業の強要、炎上案件の丸投げなどの意図的な業務の妨害をされており仕事への意欲が湧いてこない状態にされていたのですが、単価交渉が失敗して使い物にならないと判断されたら挙句の果てにはたらい回しのように部署移動を宣告され踏んだり蹴ったりの仕打ちでした。部署異動後にはまた別の場所で客先常駐することが決まっており、退職するとしたら契約満了になるこのタイミングしか考えられず、当時は繁忙期でしたがそのタイミングで退職できるよう必死でした。

ちなみに、パワハラの対処方法については実体験を元に下記の書いておりますのでご参照ください。

次の職場を決めずに退職する場合は、そのことは周囲に話してはいけない

次の職場を決めずに退職することを知られると、一部の引き抜きを行っている人間に目をつけられ、強引な勧誘をされることが考えられます。
ちなみに僕は退職時に他社から強引な勧誘を受け、半ば強引に社長面談に連れていかれたことがあります。勧誘してきた人が無礼すぎたことや今後のことをじっくり考えたかったので断ったのですが、面談してくれた人たちに申し訳ない気持ちになり、断り辛すぎて精神的にかなり疲弊しました。

下記の記事にこの体験談の詳細やその他の次の職場を決めずに退職することの注意点をまとめているのでご参照ください。

上司から連絡先を聞かれることもあるが、教えてもロクなことがない

ここでちょっと僕の体験談をさせてください。
退職時に上司からプライベート用のメールアドレスを教えてほしいと言われたのですが、教えてもロクなことがありませんでした。

退職理由が円満な理由でないのであれば、安易に連絡先は教えないほうがいいと思いますし、教えてしまったとしてもすぐに連絡先を変えることをおすすめします。

僕が会社を退職した理由は上司(兼課長)からのパワハラや深夜残業の強要、炎上案件の丸投げなどの業務妨害や理不尽すぎる賞与設定が理由だったのですが、その上司からは僕が退職後に取引先に転職しようとしているんじゃないかとめちゃくちゃ疑われていました。

そんな上司から退職時にプライベート用のメールアドレスを教えてほしいと言われました。恐らく僕の退職後に取引先に行ったりしていないかを確かめるためだったと思うのですが、やましいことは何もなかったので教えてあげました。

教えてあげると、退職の翌営業日に僕のプライベート用の携帯電話に電話をかけてこられ(プライベート用の携帯電話の番号は業務のやりとりの中で既に知られていました)、今メールを送ったから内容を読み上げてみろと言われました。教えてあげたメールアドレスが嘘でないか確認するためとしか思えずこの時点で既に失礼だなと感じたのですが、さらに退職後から数か月後にその上司から近況を尋ねるような雑な文面のメールがきて、それに返信すると冷やかしのメールが届きました。

これには本当に頭に血が上りました。退職後に取引先に転職しているという予想が外れたことに対しての当てつけだったのでしょうか。さんざん業務の妨害や理不尽な賞与設定をされたから退職して、そんな上司がメールアドレスを教えてほしいと言われたから善意でメールアドレスを教えてあげて、さらに近況を聞かれたからそれも律儀に返信してあげたのに対して冷やかしのメールを送ってこられた構図です。今までに経験したことがないような怒りを感じました。倫理観に欠陥があると思いました。

有給消化の譲歩や今までされつづけてきた業務の妨害のことや、本当の退職理由を社長に話すかどうか葛藤があり話さなかったことなどそういう苦しんできた思いを踏みにじられた気持ちになりました。

余計なトラブルを起こしたくなかったので、できるだけスルーしようと努めていたのですが、数か月経っても怒りが消えず、毎日のように慢性的なイライラやストレスに悩まされ続けました。その怒りというのが今までに経験したことがないような怒りで、胃の底から怒りがこみあげてくるような感じで、胃がやり返せと伝えてきているような感覚でした。

いつになってもまったく怒りが消えず、かつ完全に向こうが悪いという自分の中での確信があったので、失礼すぎることや本当の退職理由はお前だということを返信することにしました。当時はもう我慢の限界でした。

するとその翌週、客先常駐していたときの同僚から飲みに行かないかと連絡があり、少し不審に思ったのですが考えすぎかもしれないという思いもあり、会ってみることにしたのですがその上司が知りたがっていそうなことばかり聞かれました。これは確証はなく予想なのですが、上司からの差し金だったんだろうと思います。差し金だったとしたらその元同僚も最低だと思います。

本当に今までやられたことを全て口コミサイトに書いてやろうかと思ったのですが、それだと会社全体を非難することになると思い、自分のやりたいことではないと判断し思いとどまりました。
※転職会議では在籍していた会社の口コミを書くことができます。

こういうこともあるので、安易に連絡先は教えないほうがいいと思いますし、教えてしまったとしてもすぐに連絡先を変えたほうがいいと思います。

最後に

自身が客先常駐していたときに退職した経験を元に、退職打診の方法や退職時の注意点をまとめてみました。
実際に退職を打診すると今後のことで不安になったり、引き留めがあって本当に辞めていいか悩むことになったり色々と大変なことが多いと思いますが、本記事がお役に立てれば幸いです。
それでは、頑張ってください。

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